働き方改革という言葉が誕生して久しいですが、当初の残業規制の話から進展して、副業規定の見直しという話もでてきました。残業規制も厳しくなり、できた時間で本業にもつながる副業をしてみてはいかがでしょうか。
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副業の選び方によって本業の業績も変わってくる
私自身、前回に書いた記事のとおり長いこと副業をしていました。会社を辞めて数年になるので、そろそろその事実を公開してもいいかなと思い、当面は副業ネタの投稿をしたいと思います。
副業と一口に言ってもその選択肢は多岐に渡ります。また、副業を選択するうえでも副業でお金(収入)がどれだけ必要かということも人によって異なってきます。本業につながる仕事をすることで、本業においての業績があがれば本業での収入アップやポジションアップに繋がります。
本業に繋がる副業の選び方としては、大きく2つあります。
経営戦略におけるM&Aのシナジー効果のように水平型か垂直型
一つ目の選び方としては、経営戦略におけるM&Aのシナジー効果のような考え方です。(少し考え方がずれているかもしれませんが。。。)
わかりやすい形として2つ上げてみましょう。
本業と同じ仕事に取り組みことでの水平的スキルアップ
本業と同じ仕事を会社とは別枠で副業として取り組むという形です。数をこなすということはスキルアップ、経験値の蓄積になります。
わかりやすい形として、現在はクラウドソーシングという形があります。例えば、本業がWEBデザイナーの人がクラウドソーシングでWEBデザインの仕事をするという形です。会社では取り組めない業種や仕事のデザインの仕事をすることによってスキルアップや経験を積むことで本業のスキルアップを目論むという形です。
かつてはWEB関係の仕事ばかりでしたが、今ではクラウドソーシングといっても多岐に渡ります。パソコンが使えるだけでできるデータ入力などの仕事もありますので、パソコンが苦手な人が自分のできそうな仕事をするというのも良いでしょう。
クラウドソーシングで副業をすることは会社にもばれにくいというメリットがある一方で、スキルによっては時給換算すると少し割の合わない結果になることも多いのでお金を稼ぎたいという人には向いていないかもしれません。
本業と関連しているけども会社ではできない仕事をする垂直型
以前にロート製薬が副業を解禁した際に、副業の一例としてドラックストアで働くということをあげていました。製薬会社で作った商品を販売しているドラックストアで働くことで現場を知ったり、お客さまの声を聞くという経験を積むことができます。
直接的なスキルアップにはつながることはできないかもしれませんが、視野を広げることができるので、製品開発や企画などをしている人にとっては効果が高いと方向性です。
製品開発をしている人は販売職などの現場に入り、販売職をしている人は製品開発をすることはできませんが、製品テストなどの仕事を探してみると良いかもしれません。こちらは探し方としては派遣会社に登録するという方法があります。
新卒から正社員で働いていた人は派遣の仕事というと事務か軽作業というイメージがあるかもしれませんが、非常に多岐に渡って仕事があります。派遣会社によって得意分野が違うので、自分がしたい仕事を取り扱っている派遣会社に登録をすると希望の仕事につきやすいです。
副業で派遣をする場合のメリットはきっちりとお金をもらえることです。一方で販売職などだと会社の人に偶然会ってしまうなんてこともあるので副業にうるさい会社の場合には要注意です。
本業には直接関係ないけど、社会トレンドを広く把握できる副業をする or 新しいスキルを身に着ける
どんな仕事であっても社会トレンドを把握することは重要です。私の経験としては、古本の販売をしていたことがあります。いわゆるせどりというやつです。私が古本の販売をしていたのは15年以上前ですが、本というのはトレンドがよくわかるものです。話題になっているジャンルのものは高く売れ、下火になると売れなくなるということが肌感覚でわかるようになります。
販売ではなくても、飲食業の仕事、特に夜の仕事などもお客さまの客層や話の内容からトレンドがわかると言いますが、販売や接客で多くの人と直接的、間接的に接する仕事をすれば自ずと視野が広がりトレンドの把握もしていくことができます。
ただ、派遣でもアルバイトでも雇われではどうしてもそこまで気づきを得ることができないので、オークションでもフリマでも自分で何かを仕入れて販売するというスタイルこそが身になった経験になるのではないかと思います。
また、別の方向として新しいスキルを身に着けるという方向性もあります。前述したように派遣にはさまざまな仕事があります。未経験で働ける仕事もあります。以前から興味があったけども転職をするほどの勇気はない、スキルが不足しているから転職は難しいと思っている業界、職種の仕事を派遣で体験をして、場合によってはそこで身に着けるという方法もあります。
副業は直接的な収入よりも長期的な視点を持って自分にプラスになる仕事を選ぶことが大事
副業というととかく収入に目が行きがちです。また、ダブルワークというとすごく疲れる気分になりますし、事実、疲れます。
副業をして疲れて本業の会社の仕事でミスをしてしまっては、本業の収入アップ(ポジションアップ)どころから逆効果になってしまいます。だから、お金のためだけに働くのではなく、自分が必要だと思うこと、楽しいと思うことを副業として、休みの日に趣味に打ち込むようにできる副業を探すことが大事だと思います。