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コラム

大学選びは偏差値で選ぶのではなく学びたいことから選ぶべき。それが就職でもプラスになる。

Umidassを受験勉強の勉強場所として利用する高校生がいます。毎年、このくらいの時期から受験勉強利用の高校生が増えてきます。

自習場所というと図書館をイメージする人が多いかもしれませんが、自習利用は禁止されているところが多く、また閉館時間も早いので平日の勉強場所としては利用しにくいものです。また、有料自習室は月額利用のところが多く、カフェやファミレスでは嫌がられるということで一時利用できるコワーキングスペースを勉強場所として利用する人は結構多いです。

大学選びは偏差値で選ぶのではなく学びたいことから選ぶべき。それが就職でもプラスになる

受験勉強している高校生にどの大学に行くべきかということを相談を受けるケースがあります。そのときに私が答えるのは何を学びたいかきちんと考えた方がいいよということです。

一般的に良い大学に行けば良い会社に行ける的な風潮がありますが、実際にはそうではないと思いますし、そもそも大学って勉強をする場所であって就職のための切符を買う場所でもないです。

大手や就職人気企業に行きたければ、確かに無名大学は不利

大手企業や就職人気企業に行きたければ、上位校の方が有利であることは事実です。今の就職活動はインターネットのいわゆるナビを使って、エントリーをします。

ですから、大手企業や就職人気企業には、数十万の学生からのエントリーがあると思います。私が働いていた100人にも満たない会社でも万を超える学生からのエントリーがありました。

当然のことながら、物理的にも全員を見れないので、学校名で足切りにしてしまう会社は多くあります。

その点では不利になります。ですが。。。

そもそも大手企業や就職人気企業に行くことが安定なのでしょうか?

まず、多くの人が言う良い会社というのは、「みんなが知っている大きな企業」ということですが、「みんなが知っている大きな企業」という言葉の裏には安定している会社という意味もあります。

しかしながら、これだけ社会環境が目まぐるしく変わるなかで何十年も安定している企業はなかなかありません。

ちょうど、さくらインターネットの社長ブログで1993年から世の中が変わったという投稿をされていました。この30年間で時価総額トップ企業の顔ぶれが完全に変わったという内容です。

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そう考えれば、今、トップ企業に行くということはこれから落ち目の企業に行くとも言えます。社会や業界の変化とともにポジションが変わる企業もあれば、不祥事などの事件をきっかけに倒産してしまう企業もあります。

これからは働き方改革の影響で多くの業界が影響を受ける

前述の1993年というのはインターネットの普及です。今度は、「働き方改革」かもしれません。「働き方改革」ではとかく残業時間のことが取り上げられますが、リモートワークなども同時に推進されています。

リモートワークが推進されれば、オフィスが必要なくなるので不動産業やオフィス家具メーカーがまず影響を受けます。転職市場も影響を受けることになるでしょう。

そのあたりは追って書いていきたいと思いますが、このように社会の変化が企業の業績にも影響を与えていきます。

どの大学に行ったかよりも、何を学んだのかが大事

どの大学に行ったかということは就職活動においては最初のステップをクリアするためぐらいにしか役に立ちません。

何を学んだかの方が大事です。そして、どうせなら学びたいことを学んだ方が就職活動でもきちんとしたPRとなります。

少し私のことを話をしておきましょう。

私は、京都精華大学美術学部卒業です。高2の時点で芸大に行こうと決めたので受験勉強はしていませんでしたが、成績は割とよくて、関関同立は行けそうでした。

なぜ、芸大に行こうと思ったかということは詳しくは別の機会に書こうと思いますが、単純に彫刻をしたいと思ったからです。

その時点で、就職に不利になるだろうことは想定していました。実際に就職の時期になると就職氷河期でしたので、大手企業と言われるところはあまり相手にしてくれませんでしたが、それでもいくつかの内定をもらいました。

その理由は大学で学びたいことがあって、それに取り組んだからだと思っています。

学びたいことともにどんな卒業生がいるかは大事かも

大学にはカラーがあります。将来、独立する人が多い大学、サラリーマンが多い大学などです。学びたいことともにどんな人と友達になれるかも重要です。

その判断には卒業生にどんな人がいるかを見るとわかってくるでしょう。

せっかくの4年間なので後悔しないようにしてもらいたい

大学選びで相談されたときのまとめとしては、4年後の就職活動ではなく大学の4年間を後悔しないようにしてもらいたいということです。

何を勉強したいかもなく、偏差値で行けそうな大学に行くというのはもったいないです。

ちなみに、就職したい企業や職業がはっきりとあるのであれば、そこから遡って大学を選ぶのも悪くないと思います。

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