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スマホ対応のプロジェクターを比較|3万円以下の低価格プロジェクター9台の比較

コワーキングスペースUmidassにはレンタル用のプロジェクターを用意しているのですが、かなり昔に購入したプロジェクターのため、最近のものと比べるとHDMIでの接続ができなかったり、そもそもプロジェクター自体の大きさが大きかったりという問題があったので、買い替えをすることになりました。

目次

プロジェクターを価格、大きさ、接続端子、明るさなどの機能で比較

買い替えにあたり、プロジェクターの機能や価格面からの比較をしました。比較のポイントは、価格、明るさ、大きさ(重量・サイズ)、接続端子、スマホ対応の有無、スピーカーです。意外と比較表となっている情報はなかったのでこれからプロジェクターを購入する人の参考になればと思います。

プロジェクター購入時のポイントとなる比較ポイントについて

プロジェクターの購入というのはめったにするものではないので、比較ポイントについて調べました。私が比較ポイントとしたのは以下の点です。

価格

言うまでもありませんが、価格は重要です。調べてみると数千円のものからず数十万円のものまであります。

大きさ(サイズと重さ)

プロジェクターは天井吊り下げにする場合を除けば、結構、移動頻度が高いものです。女性でも動かしやすいサイズかどうか、利用時にどれくらいのスペースが必要かというのは一つの大きなポイントです。

明るさ(ルーメン)

プロジェクターの本質的な機能として明るさがあります。会場(人数)が大きくなるほど明るさが必要となります。明るさの目安はEPSONのホームページを参考にさせていただくと、下記のように紹介されています。

  • 3200lm~:スクリーンサイズ60~80型、4人~
  • 3600lm~:スクリーンサイズ80~100型、6人~
  • 4200lm~:スクリーンサイズ100型以上、数十人以上

実際には、会場の明るさによりますが、50人未満だと2000lmぐらいを目安にしたらよいと思っています。

接続端子・スマホ対応の有無

プロジェクターというのはパソコンであったり、DVD・BDプレイヤーだったり、最近ではスマホの画面を投影するものです。どういった接続端子に対応をしているのかというのは重要です。特に、コワーキングスペースやセミナー会場など不特定の人の機器を接続する場合にはより重要となってきます。

スピーカー(音源)

スピーカー内蔵のプロジェクターもあれば、音は外部出力するプロジェクターもあります。外部出力する場合には、その接続方法もさまざまです。

そのほか

上記以外にもバッテリー型など特長

スマホ対応のプロジェクターの価格、性能を比較

今回は、スマホ画面の投影に対応しているプロジェクターを対象として比較検討しました。

※すべて販売ページ、メーカーページ等のスペックを参考にしています。間違いがある可能性もありますので、購入前にはご自身で最終確認してください。また、コメントについてもスペックやレビューを元にした個人の感想となります。

スマホのプロジェクター接続には変換ケーブルが必要です

無線接続のプロジェクターを除いて、基本的にはスマホとプロジェクターの接続には変換ケーブルが必要です。

iPad/iPhoneと接続には、 Lightning to HDMI交換アダプターで接続
Androidスマホと接続には、micro usb to HDMI交換アダプターで接続

となります。Androidスマホは機種によって映像出力の端子が異なるので、機種の説明書などをご確認ください。

DBPOWER ミニ LED プロジェクター:個人利用向け、ビジネスには少し物足りないかも

価格帯6,000円~8,000円
明るさ1500ルーメン
コントラスト比1000:1
解像度:800×480
大きさサイズ:29.5 × 19.5×x 11 cm
重さ:1.44kg
投影サイズ32~176インチ
投影距離:5M
接続端子HDMI:〇
VGA:〇
AV端子:〇
USB:〇
スピーカー内蔵
8Ω2Wのスピーカー
3.5mmオーディオ出力

個人利用でも購入しやすい価格帯の商品ですが、ビジネス利用には少し明るさなどが足りないと思います。176インチまで投影可能というスペックですが、100インチくらいまででの利用が現実的ではないかと思います。メーカーの説明でも大型ビジネス会議、プレゼンテーションにお勧めませんとあります。スピーカーも内蔵されているのでホームシアター的な利用には良いと思います。

GooDee:外出先でモバイルバッテリーで利用するのには良いと思うが、会議室等の貸し出し機器としては少し厳しく感じる

価格帯6,000円~7,000円
明るさルーメン・解像度不明
大きさサイズ:13.5×10×8 cm
重さ:268g
投影サイズ40~170インチ
投影距離:2M~2.5M
接続端子HDMI:〇
VGA:〇
AV端子:〇
USB:〇
スピーカーヘッドフォンジャック搭載

スペック的にはかなり低いと言えます。ただ、モバイルバッテリーを使っての投影ができる点が特徴的です。アウトドアであったり、普段はテレビなどを置いていない部屋を使う際には重宝しそうです。

今回の私の購入目的のようにレンタルスペースや貸会議室の貸し出し用プロジェクターとしては少し厳しく感じます。ただ、数人程度の小部屋が多数あるような施設でしたら、移動もしやすくちょうど良いかもしれません。(ただ、その規模だと24インチ~27インチのモニターの方が良さげで、私の運営しているコワーキングスペースでもそのようになっています。)

DR.J:小会議室などに最適かも、1万円以下でコスパは良い

価格帯8,000円~9,000円
明るさ2600ルーメン
解像度:800×480(1080PフルHD対応)
コントラスト比:2000:1
大きさサイズ:31.1×20×10.7 cm
重さ:1.4kg
投影サイズ24~60インチ
投影距離:2M
接続端子HDMI:〇
VGA:〇
USB:〇
AV:〇(たぶん・・・)
スピーカー二つ内蔵( Dolby形式の音声フォーマットには未対応 )
イヤホンジャック

1万円以下でスマホが出力できるプロジェクターの中では評価が高く、コスパが良さそうです。 Lightning to HDMIケーブル 付属という点、スピーカー内蔵という点が評価が高いです。少人数用に1台購入するとしたらこれかなという感じです。

ELEPHAS CL760:1万円台で20人~くらいでの使用に耐えれそう

価格帯17,000~18,000円
明るさ3300ルーメン
解像度:1920×1080(リアル解像度は1280×800 1080PフルHD対応)※リアル解像度が何かは不明。。
コントラスト比:2000:1
大きさサイズ:30×22.5×11 cm
重さ:2.3kg
投影サイズ50~130インチ
投影距離:1.6M~3.7M
接続端子HDMI:〇(2)
VGA:〇
USB:〇(2)
AV:〇
スピーカー3.5mmコネクター(Dolby形式の音声フォーマットが未対応)

10~30人くらいの会議室レベルで利用するのに十分なスペックです。3300ルーメンあるので80インチくらいまでの投影は問題なくできると思います。1万円台のプロジェクターが意外と少ないので、私のような小さな会議室などでの用途には最適そうなスペックです。

TOPKI LEDプロジェクター:3300lm、台形補正付

価格帯15,000~16,000円
明るさ3300ルーメン
解像度:1280×1080
コントラスト比:1500:1
大きさサイズ:32.6×21.7×13.2 cm
重さ:1.8kg
投影サイズ33~120インチ
投影距離:1M~5M
接続端子HDMI:〇
VGA:〇
USB:〇
AV:〇
スピーカー内蔵スピーカー/3.5mmコネクター
※ドルビーサウンド非対応

ELEPHAS CL760とほぼ同じスペックとなり、少人数~中人数くらいの会議室で利用するのに十分なスペックのプロジェクターです。内蔵スピーカーが付属していて、台形補正機能もあるプロジェクターとなります。

VANKYO 3600Lux LEISURE 510 プロジェクター:2万円以下の中会議室向けレベルで一番のスペックかも

価格帯18,000~20,000円
明るさ3600ルーメン
解像度:1280×1080
コントラスト比:1500:1
大きさサイズ:36.4×31.2×15 cm
重さ:3.48kg
投影サイズ33~120インチ
投影距離:1M~5M
接続端子HDMI:〇(2)
VGA:〇
USB:〇
AV:〇
スピーカー内蔵スピーカー/3.5mmコネクター
※ドルビーサウンド非対応

ここまで紹介したELEPHAS CL760、TOPKI LEDプロジェクターと同じ価格帯、同じようなスペックのプロジェクターです。この価格帯としては、スペック的には一番充実しているプロジェクターではないかと思います。また、収納バッグがついているというのが地味にありがたいです。常設して置いておくような利用であれば、バッグは不要ですが、使わないときには片づけておくという利用の場合には、バッグがあるというのはありがたいです。

ASUS ZenBeam:大容量バッテリー&超小型で持ち運びには便利

価格帯30,000~32,000円
明るさ150ルーメン
解像度:854×480
コントラスト比:3500:1
大きさサイズ:11×8.3×2.9 cm
重さ:307g
投影サイズ16~120インチ
投影距離:0.3M~3.7M
接続端子HDMI:〇
VGA:×
USB:×
AV:×
スピーカー3.5mmコネクター

ASUS ZenBeamは、今回調べた中では一番小型なプロジェクターです。また、バッテリー駆動時間が5時間あります。難点としては、150ルーメンしかないという点とHDMI接続しかできないという点です。明るさ的にはレビューなどを見ると暗い部屋であれば問題なさそうですが、明るい部屋での利用は難しそうです。また、HDMI接続しかないというのは貸し出し機器としては利用者の方を限定してしまうのは厳しいです。
外でプレゼン等をする機会が多い方の持ち運び用であったり、家庭用であればコンセントの場所を気にせずに利用でき、自分のものなので接続端子のバリエーションが必要ないという方には最適だと思います。

LG PH550G LED ポータブル プロジェクター:無線接続可能なバッテリー内蔵タイプ

価格帯40,000~42,000円
明るさ550ルーメン
解像度:1280×720
コントラスト比:10000:1
大きさサイズ:11.6×17.4×4.8 cm
重さ:649g
投影サイズ~100インチ
投影距離:~3.1M
接続端子HDMI:〇
VGA:〇
USB:〇
AV:〇
スピーカー3.5mmコネクター/Bluetooth

ちょっと予算オーバーとなりますが、スマホのMiracastやWIDIなどのScreen Share機能を使って無線接続ができるプロジェクターです。2.5時間まで使えるバッテリーも内蔵されています。スマホとLG PH550Gさえあれば、ケーブルなど不要でプレゼンができるのは利用目的によっては重宝しそうなスペックのプロジェクターです。ここで紹介しているのは、4万円前後の550ルーメンのプロジェクターですが、3,5万円の130ルーメン~13万円の1000ルーメンまでラインナップがあります。

プロジェクターの商品ラインナップ全体の傾向としては、大きく4つ

今回、プロジェクターについて調査をした結果、全体の傾向として商品ラインナップ、以下の4つに分かれることがわかりました。どのラインナップの商品を選ぶかということと、必要な接続端子の有無のチェックさえ間違えなければ、それほど大きな失敗はしないのではないだろうかと思います。

1万円以下の家庭利用、少人数向けのプロジェクター

比較的、購入がしやすい1万円以下のプロジェクターはホームユース的な利用向けのプロジェクターです。ホームユースであれば、十分なスペックですが、ビジネス利用では少々厳しい面がありそうです。

1~2万円の中会議室レベルでの用途に向けたプロジェクター

3000前後のルーメンがあり、50人以下の中会議室での用途に十分なスペックのプロジェクターです。その中でも中華製の安価なものは1~2万円で多数の商品がラインナップされています。

1~3万円のバッテリー型のモバイル、持ち運び用途に向けたプロジェクター

バッテリーで稼働できるモバイル利用など持ち運びすることや、電源の無いアウトドアなどで使うことを前提としたタイプのプロジェクターです。スペック自体は低めになるので、バッテリー稼働の必要性は低いのにこのタイプを選ぶと失敗するかもしれません。

5万円以上の高機能国内メーカー、有名メーカーのプロジェクター

今回、予算的に対象外なので紹介はしませんでしたが、大人数向けなど高機能のプロジェクターを探している場合には、5万円以上の国内メーカーや有名メーカーのプロジェクターとなります。

総括&プロジェクターはAmazonが安い??

正直なところ、プロジェクターという商品の特性上、何度も買い替えたり、複数の商品を使って比べてみるということが難しいので、その点では難しい買い物ジャンルだなと思っています。

今回、私は、VANKYO 3600Lux LEISURE 510 プロジェクターの購入を検討していますので利用したレビューもそのうち投稿したいと思います。利用頻度はそれほど高くないので、予算の3万円前後の中では一番使い勝手の良いプロジェクターではないかと思いました。

プロジェクターはAmazonがダントツで安く購入できる

今回、紹介したプロジェクターは、主要ショッピングモールでは、Amazonがダントツで安く購入できます。例えば、 VANKYO 3600Lux LEISURE 510 プロジェクターであれば、Amazonが19,000円、楽天が26,000円、Yahoo!ショッピングも26,000円でした。(2019/1時点)

これは推測ですが、Amazonは現在中華系の業者が価格合戦をしています。その中でも3万円以下くらいの低価格帯のプロジェクターは価格競争が激しいジャンルなのだと思います。ですから、国内メーカー、有名メーカーのプロジェクターの場合にはここまで大きな価格差はありません。それでもAmazonが比較的安めで、次に安いのはYahoo!ショッピング、楽天が一番高いという傾向がありました。

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